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個別コンディショニング指導

 本指導は、ひとりひとりのニーズに合った個別のトレーニングメニューで指導を行います。

個別トレーニングメニューの作成にあたっては、①本人が向上させたい能力(速い球を投げたい、強い打球を打ちたい、足が速くなりたいなど)②技術指導での指摘内容(肘が下がっている、軸がぶれている、一歩が遅いなど)③個別チェックによる身体機能のウィークポイント(柔軟性、関節協調性、体幹支持能力など)などを考慮し、作成します。作成したメニューは、資料として配布しますのでホームエクササイズに役立ててもらえます。(ただし、初月度は基本エクササイズの習得や身体機能チェックを行いますので、個別トレーニングメニューは2ヶ月目より行います。)

  個別トレーニングメニューの指導により、努力の方向性を明確にし、選手各自がコンディショニングやスキル練習に対する意識を高め、自己管理能力を養って頂ければと思います。

 

※本指導は、野球の技術指導は行いません。

 

      ウォーミングアップ

 

 ウォーミングアップは、メインのトレーニングをしっかりと行うための準備運動です。からだを温め、関節の動きを広げ、筋肉を運動しやすい状態にほぐします。質の高いトレーニングを行うためには入念なウォーミングアップが必要です。

 

           柔軟性向上

 

 中学生の時期は身長が著しく伸びる成長期です。骨の成長に筋肉や腱の成長が追い付かず筋肉の柔軟性が低下します。柔軟性の低下が進むと次第に骨の腱付着部分に炎症が起こり痛みを伴ってしまいます。これが成長痛の原因です。また柔軟性の低下は関節の動きを小さくしてしまい大きな力が生み出せずパフォーマンスの低下につながります。

           体幹安定性向上
 

 一流選手は姿勢(フォーム)がきれいです。打つも、投げるも、走るも体幹の姿勢が崩れると強い力を発揮することができません。きれいな姿勢を維持し、しっかりとした軸をつくるために体幹のトレーニングを行います。

           肩関節機能向上

 

 野球の競技特性は肩を大きく回して投げることです。そのためけがの発生率も高くなっています。肩はからだの中で一番大きく動く関節で、そのために細かい筋肉が協力し合って肩甲骨や腕の骨を動かします。疲労などにより一部の筋肉が動かしづらくなると徐々に筋肉や関節内に炎症が起こり、投げることが困難になります。これらを未然に防ぐために肩のトレーニングを行います。

           股関節機能向上
 

 投球もバットスイングも下半身で産んだ力が上半身に伝わり力強いパフォーマンスを発揮します。そのためには股関節の滑らで力強い動きが必要です。股関節には大きい力を発揮する大きな筋肉が付いていますが、それらの筋肉の動きをサポートする細かい筋肉もついています。この筋肉をうまく使えないことで股関節の動きが固かったり、ぎこちなかったりします。これらをバランス良くトレーニングし、滑らかで力強く動かせるようにします。

 

           その他、各種体力向上メニュー
 
 各種筋力トレーニング、敏捷性トレーニング、動体視力向上トレーニングなど、選手のニーズに合わせてプログラムしていきます。
          投球障害予防メニュー

 

  投球動作を動画撮影し、肩、肘に過度な負担のかかっていないか、効率良い動作が出来ているかなど各投球フェイズ別に確認していきます。各運動機能をトレーニングにより改善させながらフォームの修正ポイントをスローイングドリルで改善させ、本人の理想に近いフォームを共に追及していきます。

          クールダウン

 

 トレーニング後は、時間をかけて疲労した筋肉をケアしていきます。基本はスタティックストレッチを入念に行いますが、フォームローラーを使ったケア方法も取り入れています。

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